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年末最終外来日は28日になります。年始は1月6日からになります。
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1月は6日から診療を開始します。 どうぞ宜しくお願い致します。

今週のホワイトボード(12/23~)

「赤ちゃんの耳掃除」

多少の耳垢であれば家庭で無理にとる必要はありません。綿棒や耳かきで習慣的に耳掃除している親御さんも少なくありませんが、入浴後に濡れた耳を軽くぬぐう程度が無難です。家庭で綿棒や耳かきを使って耳掃除をすることは常に危険を伴います。子どもは想定外の動きをするのでトラブルが起こりやすく注意が必要です。東京消防庁の報告では5年間に耳掃除中の外傷で280人が救急搬送され、そのうち04歳が97人(35%)、59歳が34人(12%)で、重症1例、入院必要例が10例となっています。アメリカでは年に10,000件以上の耳外傷、2,000件以上の鼓膜穿孔が報告され、学会レベルで明確に耳掃除と綿棒使用に反対しています。

今週のホワイトボード(12/16~)

「インフルエンザの流行」

先週になって急にインフルエンザの患者さんが増えてきています。すべてA型で、今のところこじらせた方はいません。発熱があって即刻受診という方が多いのですが、発熱があって24時間以内であれば迅速抗原検査の検出率は悪いようです。陰性であっても「兄弟が感染していた」「のどの診察所見が極めてインフルエンザっぽい」「血液検査で白血球が低下している」などの間接的ではあるがそれらしき証拠があれば総合的に判断して「みなし陽性」として対応することも行っています。高熱が出ればすぐ受診したくなる気持ちはよく分かります。その対策として本年度から当院ではインフルエンザの遺伝子検査を導入しました。5分から20分待っていただくのですが、早期でも非常に正確に検出されます。ただし保険上の縛りがあり、発症して12時間以内の低年齢児や心疾患・喘息などの基礎疾患がある方などにしか認められていません。全員に検査ができるわけではないのでご留意を。

今週のホワイトボード(12/9~)

「増えているゴマアレルギーの子ども」

子どものゴマアレルギーが近年世界的に増加傾向ですが、食物アレルギーの中ではまだ1%以下です。ゴマアレルギーの多くは幼児の即時型反応(食べて1時間以内に蕁麻疹などが出現するタイプ)で発症し、約30%がアナフィラキシーを起こす可能性が指摘されています。血液検査及び臨床症状で診断しているのですが、血液検査(IgERAST検査)で陽性だからと言っても必ずアレルギー症状が起こるとは限りません。ゴマの中でも粒ゴマより摺りゴマはリスクが高く、ゴマ油は低いとされています。食べ物としてのみではなく、色々な思いもかけないところで使われています。例えば漢方の消風散に含有されていますし、香水、化粧品、UVバリアクリーム、潤滑剤、殺虫剤などの製造にも使用されています。ピーナッツやナッツ類の他の種実類と同じでなかなか耐性ができないため治りにくいです。


今週のホワイトボード(12/2~)

 「痛くない不安感の少ない予防接種を目指す」

以前から痛くない不安感の少ない予防接種を目指していろいろ努力してきました。例えば「ゲートコントロール理論」を応用した刺入部位の圧迫麻酔法で痛みを軽減する方法がその一つです。新型コロナワクチンの時大人の接種で、実際に多くの方に用い好評を得ています。最近さらにアップグレードして針の刺入部位を冷やしたり振動を加えたり、看護師が声掛けで不安感を取り去ることも積極的に行っています。子宮頸がんワクチンはデリケートな思春期の女性が対象なので、もし不安感があれば、かつて報告された異常事態に陥ることがあります。そのため不安感を少しでも払拭するよう時間をかけてお話をしています。